バイルシュタイン村
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 モーゼル川Mosel沿いの、かわいらしいバイルシュタインBeilsteinという集落です。みなさんがドイツ・ワインを買ってきて、ラベルにモーゼル・ザール・ルーヴァーMosel-Saar-Ruwerと書いてあったら、この辺りで収穫されたワインになります。このモーゼル川とその支流域は白ワインの銘産地として知られ、フルーティーで酸味のあるリースリング種Rieslingなどの白ワインを生産しています。ボトルは細身で、なで肩をした緑色のボトルがトレードマーク。ちなみに、このバイルシュタイン村は有機化学のバイルシュタインとは全然関係はないと思います。  モーゼル・ザール・ルーヴァ地域は北緯50°に位置しています。稚内が北緯45°ですから、それよりも北ということになります。ブドウ栽培には向いていないように思われますが、ヨーロッパ特有の温暖さと、モーゼルの川面による保温と反射効果のおかげで葡萄栽培が盛んに行われています。さらに、コブレンツKoblenzからトリアーTrierまでモーゼル川沿いに村巡りの旅でもするとします。すると、地図上では近く感じられるのですが、実際に旅をしてみると思いのほか時間がかかるのがわかります。それは、モーゼル川が、まるで一昔前の受話器と電話をつなぐ電話線のように大きく蛇行しているからです。大きな蛇行が暖かな南向斜面を広く作り出し、陽だまり効果によってフルーティーな味わいのモーゼル・ワインが育まれます。  下の写真を見てください。河岸段丘の段丘崖で栽培されているブドウ畑の傾斜の急峻さがわかるでしょうか。実際に、葡萄畑に登ってみたのですが、まるで断崖のようでした。そして、ぶどう園のおっちゃんが、なにやら私に説明してくれましたが何を言っているのかさっぱりでした^^;このように段丘の急斜面で、おてんとさまの恵みをいっぱいに受け取るのでしょう。そして、ぶどうの収穫時期もイタリアやフランスよりも1ヶ月ほど遅いのだそうです。こうしてモーゼルのワインは陽射しのハンディを克服しているのでしょうね。  さらに、モーゼルのぶどう畑は急斜面で栽培されているために全て手作業で行われているそうです。それだけに人の愛情と手間暇がかかったワインは、他の地域にない味わいを醸し出しているのかもしれませんね^^
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