フリブールFribourgはフリブール州の州都で、街の起源は1157年まで遡るヨーロッパ屈指の歴史を持つ古都です。街の中心に高さ76メートルの聖ニコラ大聖堂が建ち、その周囲を蛇行するようにサリーヌ川（ザーネ川）Sarine/Saaneと旧市街が広がっています。スイスの首都ベルンBernに行ったことがある方には、ベルン旧市街を一回りコンパクトにしたと説明すれば明瞭かもしれません。 　そして、フランス語とドイツ語の言語境界上にあるバイリンガル都市で、地図でもFribourg / Freiburg（ドイツ語：フライブルク）と記述されています。一応、サリーヌ川が言語境界にあたるそうですが、４分の３以上がフランス系なので、ドイツ語を話せない市民も多数いるそうです。 　フリブールとベルンはとても美しい姉妹古都ですので、ベルンまで足を運べない場合は、代わりにフリブール観光をしてみるのもよいかと思います。