クローテンKlotenの国際空港から高速道路でルツェルンLuzernを経由してスイス南部に行く場合、どうしてもチューリヒZurichの市街地を抜けなくてはいけないんです。バーゼルBaselもそうですが、高速道路が、ちょん切れているので時間がかかってしまいます。今後、工事中の高速4号線が開通すれば、チューリヒ国際空港からバスでベルナーオーバーラントBerner Oberland方面に行くのにスピードアップするでしょうね。そういうことで、別に興味はなかったのですが、雨降りで行くところもなく、せっかくだからぶらりと観光してみることにしました。
写真はチューリヒ中央駅Zuerich Hauptbahnhofの入り口になります。雨降りで観光絵葉書写真も撮れそうもなかったので、あまり出番のないクロスフィルターを装着して、シャッター速度を落として幻想的な雰囲気を狙ってみました。
チューリッヒは3時間ぐらいの早足観光だったので、あまりいろいろ見て回れませんでした。印象にあるのは、この写真のすぐ後ろ側にチューリッヒで生まれた教育学者のペスタロッチJohann Heinrich Pestalozzi(1746-1827)の公園があります。教育学に興味は更々ないのですが、私でもスイスで知っている数少ない偉人の一人です。ペスタロッチ像の前で一人、そういえば学校で教育学者のオッサンの顔写真と名前を覚えたなぁと思い出し笑いをしていました。
なお、チューリッヒ観光局のホームページを見ると、中国語(簡体字/繁体字あり)と韓国語のページはあっても、日本語のページはありませんね。街歩いていると中国人の団体をよく見かけたり、商店で買い物するとハングルで言葉が返ってきたりしますから、日本人より銭を落としてくれるんでしょうか?関係ないですが、携帯がそれほど普及していない頃、ロンドン南部で街歩いていると「ちょっとそこのチャイニーズ、電話かけるから5pちょうだい」ってガキによく声かけられました。彼ら(中学生ぐらい)に聞いたら、日本と中国の区別がよくわかっていなくて、日本人は中国人の一種のようなカンジだそうです。日本人が、スイス人ってスイス語を話しているとか、スコットランド人とイギリス人の区別がわかっていないのと同じようなもんですかね。ちょっと違うか。まぁ、日本人なんて、バブリーな頃ならいざ知らず、観光地でない場所に行ったら、そんなもんですよ。