大自然の造形美という言葉は、この場所のためにあるんじゃないかなあと、いつも思ってしまう、ラウターブルンネンLauterbrunnenという村です。ご覧のとおり、見事な氷河地形です。グリンデルワルトGrindelwaldなど、付近の村は、太陽が燦燦と降り注ぐ開放的な印象を与えてくれますが、ラウターブルンネン村は、深いU字谷の底にあるので、お天道さまは半日しか、お顔を見せてくれません。半日村とでも云うのでしょうか。ちなみに、写真も撮る私にとって、この村は半日村どころか、半時間村という印象を与えてくれました。スイスで写真を撮る場合、やっぱりアルプスの北斜面、つまり氷河を入れた写真を撮ることが多いので、うまく立ち回らないと、どうしても逆光になってしまいます。私も含めて普通の旅写真愛好家は、限られた時間しかないので、普通の旅行者＋アルファのプランで臨んでくださいね。 　あと、この村でオススメの場所があります。それは、一番上の写真の場所。ここにあるベンチに座って眺める風景は、それはそれは最高です。朝方ベンチに座って、あまりに美しい風景なので、ずっと眺めていたら、近くの家の人が、コーヒー持ってきてくれたりして、なんか得しちゃった(^-^)　お時間があれば、ちょっと行き方がわかりにくいですが、賑わっている駅側から、静かな川の対岸側も、ゆっくり散策してみてください。このラウターブルンネン村は、単なる経由点と考えるのは、なんとももったいない話ですよ。