素朴な村々が点在したオーバーハルブシュタインの谷から、ユリア峠を越えると前方にベルニナ山群と美しい湖、そしてエンガディン地方特有の石作りの家々が迎えてくれました。ここはエン(イン)川の源流にあたるオーバーエンガディン地方です。写真はシルヴァプラナ湖対岸のスールレイ村から見た、美しいシルヴァプラナ村とユリア峠方面。(アルプスの峠に見えない感もあるが山の森林限界からもわかるとおりここは標高が約1800mもあり正面の山は3100mもあります)私はヨーロッパの峠越えがとても大好きです。それは必ず峠の向こうとこちらでは風景や街並み時に言語まで異なり、この峠を越えるとどんな新しい風景が迎えてくれるんだろうとわくわくするからです。このヨーロッパの峠越えは画一的な日本ではなかなか味わえない醍醐味です。