３年半前に公開した、モン村壁紙写真紀行のページに掲載した写真の向かい側にあるブリエンツ村Brienz付近からの写真になります。木彫りで有名なブリエンツの町Brienzと同じ名前ですが、こちらはグラウビュンデン州Graubundenの小さな小さな集落。ロマンシュ語ではBrinzaulsと書くそうです。 　ちょうど教会の付近だけが、夕方の軟らかな斜光線にライトアップされ、周りの針葉樹の森とのコントラストが美しい光景を見せてくれました。ひと際、白く輝く教会が、モン村壁紙写真紀行のページに掲載している教会です。それぞれの写真が、アルブラの谷Albulaを挟んで、向こうからこっちを、こっちから向こうを眺めています。興味ある人は、モン村壁紙写真紀行にも行ってみてください。 　実は、写真だけでなく私も理由あって何度も向こう側とこちら側を眺めました。というのも、レンズに装着していたＰＬフィルタ（偏光レンズといって、写真がクリアに撮影できる。）が緩んでいたらしく、この付近のどこかに落としてしまったのです。落とした場所は２箇所、モン村のアルプか、この場所にある、お花畑のどちらかなので、優柔不断な私は、こちらにないとあちらに行ってみて、あちらにないとこちらというふうに、結局２往復もしてしまいました。結局、日没まで２，３時間は探しましたが、結局見つからずじまいでした。偏光フィルタがないと気になるので、このままアルプスを旅するのを変更して、おそらく、それなりのカメラ屋さんがあるであろうイタリア側に南下するように変更しました。長期間、旅行する場合は、予備の偏光フィルタを持って行った方がいいです。日本のようにレンズ口径にあった偏光フィルタが、数種類も置いてあるカメラ屋さんなんか滅多にないことをこの後、いやというほど悟りましたから＾＾；