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アルザス・ワイン街道の村に行こうよ！
　フランス北東部、ボージュ山脈とライン河の間にある細長い地方がアルザス地方です。この地方は、古来からフランスとドイツの係争地として悲しい歴史を背負ってきました。1648年フランス領、普仏戦争で1871年ドイツ領、第一次大戦のベルサイユ条約でフランス領、第二次大戦でナチス・ドイツが占領、そして戦後フランスに復帰といった具合です。その度にアルザスの住民は、直接的及び間接的（言語）弾圧を受けてきました。フランス領の現在でもこの地方は、高地ドイツ語の一方言であるアルザス語を話す人が多いのです。言語だけでなく、アルザス料理や木骨組みの家並みからもドイツの薫りが至る所から感じ取れます。云わば、アルザスとはフランスの中にある異国なのです。
　アルザスの中でも、ヨーロッパ人に人気があるのが、マルレンハイムMarlenheimからタンThannにわたる、全長180kmのアルザス・ワイン街道です。一面に広がるブドウ畑を走れば、中世を彷彿させる家並みの村々が次から次へと現れて、まるで中世にタイム・スリップしたかのような錯覚に陥ります。しかし、残念ながら日本では、アルザス・ワイン街道やアルザス・ワインの認知度が低いようです。アルザス・ワイン街道は、ドイツ・ロマンティック街道に勝るとも劣らない魅力がぎっしり詰まっています。だから、アルザス・ワイン街道に行こうよ！

・tourisme-alsace.com
・visit-alsace.com