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ポーランドは、南部を除き国土のほとんどが北ヨーロッパ平野であり、これらの平均高度は173 mである。ポーランドにある9300の湖のほとんどが北部に集中している。南部にはポーランドで最も高いリシ山(標高2499
m)がある。南部の国境近くにはカルパート山脈(タトラ山脈を含む)やリーゼンゲビルゲ山があるズデーテン山地がある。ポーランド国内の都市に共通するのは、ネズミ色のアパート群が多いことである。これらのほとんどは旧体制時代に建設されたもの。こじんまりして使い勝手はいい。
人口は約3698万人で、そのうち約97%がポーランド人である。かつては多民族国家であったが、第二次大戦の結果国家自体が地理的に西側へ移動し、現在のようなほぼ単一民族国家となった。その他の少数派としては、ウクライナ人、ラトビア人、ベラルーシ人(主に東部に在住)、ドイツ人(主に旧ドイツ領の西部に在住)がいる。 国語はポーランド語。ポーランド語は印欧語のスラヴ語派に属する言語で、ロシア語、ウクライナ語、チェコ語などと共通のグループに属する。表記はロシア等で用いられるキリル文字ではなく、ラテン式アルファベットでなされる。 冷戦時代に東側に組み込まれたため、現在でも多くの40代以上のポーランド人はロシア語を解すが、若い世代においては英語が圧倒的な人気を誇っている。また、第二外国語としてドイツ語やスペイン語を学ぶ学生も多い。 国民の約95%がローマ・カトリックであり、うち75%が敬虔な信者である。ポーランド人の日常生活にカトリックの信仰が根付いており、史上初のポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ二世は絶大な尊敬を集めた。そのほか、プロテスタント、東方正教会の信者もわずかながら存在する。 ポーランドの世界遺産として、クラクフ歴史地区、ヴィエリチカ岩塩坑、アウシュヴィッツ強制収容所、ワルシャワ歴史地区、ザモシチ旧市街、トルンの中世都市、マルボルクにあるチュートン騎士団の城 、カルヴァリア・ゼブジドフスカ:マニエリスム様式建築と公園の景観複合体および巡礼公園、ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会、マウォポルスカ南部の木造教会群、ムスカウの庭園、ベロベシカヤ・プッシュ国立公園 / ビャウォヴィエジャ森林保護区が登録されている。 以上、フリー百科事典「ウィキペディア」参考。 |
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