スロバキアは、首都はブラチスラヴァ。古代にはサモ王国・モラヴィア王国として独立を保った期間もあったが、スロバキアの地とスロバキア人は1000年間少数民族としてハンガリー王国の支配下にあって、ハンガリーにとっても歴史的に重要な地域であり、多くのハンガリー人の出身地、ハンガリー貴族の発祥地でもある。第一次世界大戦後オーストリア・ハンガリーからチェコと合併するかたちで独立し、その後幾らかの変遷を経て、1993年1月1日にチェコスロバキアから分離独立し現在に至る。
正式名称はスロバキア語で、Slovenska Republika。通称、Slovensko（スロヴェンスコ）。 スロバキアの語源はスラヴ(Slav)であり、これはスロベニアと同じである。そのため似たような国名になっている。
スロバキアはスロバキア人の民族国家として発足したが、ハンガリー人（マジャル人）、ドイツ人(ドイツ植民)、ルテニア人（ハンガリー王国に流れ込んだウクライナ人)、ロマ(ジプシー)も多く、入り組んで住んでいる。かつてユダヤ人のコミュニティーも多かった。地名に関して述べると、すべての町村にハンガリー語・スロバキア語の名があり、多くの町がドイツ語の名前を持っている（ドイツ人の移住の時期・理由(植民、鉱山労働、宗教的迫害など)は様々である）。
1920年のトリアノン条約により、第一次世界大戦の敗戦国とされたハンガリー王国の解体が行われ(この解体に反対するものも多かった。)、汎スラヴ主義に荷担したスロバキア人はかつての「ハンガリー王国による圧政」への報復として、ハンガリー人・ドイツ人の居住地を大きく抉り取り、チェコと合併した形で独立を果たした。スロバキア人は元来山岳民族であり、特に南部平野地帯の住民はほとんど全てハンガリー系住民である。以上、フリー百科事典「ウィキペディア」参考。
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